底辺高校から東工大にA判定で合格した話

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高3 試験本番

センター試験

高校入試は適当だったので、今回が人生初めてのガチの本番。

最初の科目は英語。

開始直後、頭が真っ白になった。

発音・アクセントの問題。
いつも通りやればいいのに、頭が全く働かない。
これが本番か。

5分くらいたってやっと頭が回りだした。
文法問題をサクサク終わらせて、勢いづいたところで長文も勢いで読む。
特に、最後の長文(小説)は、感情移入して読む。頭に入りやすい。
なんとか解き終えて終了。

休憩時間中、同校の同級生の記念受験組(既に推薦合格済)の奴らが余裕しゃくしゃくで多少ムカついたのを覚えている。

結果は、英語9割、数学9割、国語5割、理科9割、社会4割。

国社が足をひっぱり(※漢文は満点)、総合点としては微妙だったが、英数理が良くて調子に乗った。

出願

東大模試の結果から東大は無理だと諦め、東北大か〜と思ったが、偏差値的に少し背伸びすれば東工大なら行けるかもとなぜか思って前記は東工大、後期は東北大に出願。
今思えば我ながら完全に無謀だったと思う。
私大は元々受けないと決めていた。

ちなみに、東工大という大学が存在するのを知ったのはこのときが初めて。
(田舎は本当に無知なんです。レベルの低い高校は特に。周りもほとんど知らなかったと思います。)

センター後〜2次試験前

東工大の赤本を買って来て解いてみた。
滝汗が出た。

得意だと思っていた数学が全く解けない。
解答を見てもうっすらとしか理解できない。

物理もセンターレベルとは全く違う。

英語と化学がまあまあできただけ。

1ヶ月間、赤本にくらいついたが、焦りと緊張とで、ほとんど身に付かなかった。

東工大前期試験

東京の親戚の家に泊めてもらって受験。
全力でベストを尽くした。

だが、全教科とも、過去問と同じような手応えだった。
ほとんどの問題の答えに自信がない。

東工大の駅前で解答速報を配っていた。一応受け取った。
結果は、数学2割、英語5割、物理3割、化学5割くらいだったような気がする。

前期試験後〜合格発表前

合格発表まではしばらくある。
後期試験の勉強を始めた。
後期試験も、偏差値的には合格可能性はあったが、後期は試験問題が特殊で、過去問がなかなか思うように解けない。
この時、偏差値はあてにならず、過去問で何点取れるかだけを重視すべきだったと痛感した。

東工大前期試験合格発表

東京の親戚が見に行ってくれた。

合格発表の時間。

 

しばらくたっても、まだ電話が来ない。

 

15分以上経過しただろうか。

 

やっと電話がきた。

 

親戚「だめだったぁぁ」

 

何度も番号がないか確認してくれてたんだろう。

大変申し訳なく思った。

 
 

数時間後、家で打ちひしがれていると、突然、部活の顧問が家に来た。
車で連れ出された。

顧問「お前、工大受けたんだって?」

僕「はい」

顧問「落ち込んでるか?」

僕「試験の手応えで結果はわかってたので・・・。」

顧問「敗因はなんだったと思う?」

この時、高校のレベルが低いせい、みたいなことを言ったと思う。

顧問「進学校は違う辛さがあるぞ。気を抜くとすぐに落ちこぼれるからな。」
(顧問は県内トップの高校の出身)

顧問「後期試験がんばれよ」

東北大後期試験

席は後期だからか欠席者が多くまばらだった。
試験開始。
必死で問題を解く。
しかし、やはり問題形式が特殊で思うように解けない。
今まで、センター試験などの基礎問題ばかりやってきたせいで、応用力が全くない。
だから、少し問題をひねられただけで解けない。

東北大後期試験合格発表

合格発表は3月下旬。

合格者掲示板を見上げる。

 

...

 

ない。

 

不合格。

 

近くの奴が「よっっっっしゃああああああ」とか騒いでてテレビに撮られてた。

父に電話で不合格を伝えて帰宅。

予備校の優待券が届いていた

代ゼミ・河合塾のスカラシップ(割引)の案内が来ていた。
代ゼミは75%オフ、河合は50%オフ。

現役時の敗因

結局現役時はセンター対策しかできていなかった。
2次試験対策が全く手つかずだった。
代ゼミ記述模試と東工大過去問は圧倒的に難易度が違った。
偏差値だけ合格ラインに達しても、2次レベルの問題を解ける力がなければ意味がない。
2次問題に苦手意識、というか、完答できたことがなかった。
センター後、初めて東工大の過去問を解いてみて死にそうになった。
(部活やりすぎだった)
物理を始めるのが遅すぎた。

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