おすすめ勉強計画

逆転合格のための、全体スケジュールを説明します。

なお、ここで使う問題集等は、特殊なものではありません。
基本は、「教科書、基礎問題集、センター過去問、応用問題集、二次過去問」の5つで、定番のものが多いです。
ポイントは、「使い方」や「勉強法」にあります。
厳選された問題集を様々な方法で200%マスターすることで、最少の冊数で最大の効果が得られ、逆転合格が可能になります。
「使い方」や「勉強法」は、この記事だけでなく、ブログ全体で説明しています。
また、モチベーションがうまくアップしていくような構成となっています。

それでは全体計画を説明していきます。
ホップステップジャンプではありませんが、3つのステージに分けます。

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ステージ1:勉強に目覚めろ!スタートダッシュ期

受験で最も大切なのはモチベーションです。
無名高校の場合、受験は高3からみたいな空気があり、周りに引きずられやすく、それに合わせていると確実に浪人になります。

そこで、まずはスタートダッシュとして、数学と英語に関してすぐに効果の出るものを、1冊ずつのみ使います。

(各教科の勉強法は個別ページで後で行います。
 ここでは先に、受験勉強全体のスケジュールの説明をします)

1冊でも「終えた」問題集があるだけで、自信がつきます
まずは勉強に目覚めること!
少しずつ達成感の積み重ねることが大事です。

ステージ2:中高一貫に追いつけ!センターレベル養成期(~高2終了まで)

ここから本番です。
国立大学2次試験に対応する力を身につけるには、2次試験対策に1年は必要です。
そのため、高2終了までに、センターレベルの基礎力を確立する必要があります。

中高一貫の多くは、高2までに受験教科の授業は終了しています。
つまり、普通高校の勉強進度は、中高一貫よりも1年遅れなんです。
この遅れを取り戻すため、中高一貫生と同じ条件で勝負するためにも、難関大へ現役合格を目指すなら受験教科に関しては全範囲を高2のうちに終わらせておく必要があります。独学が必要です。

高1~2の2年間(24ヶ月)を3で割ると8ヶ月。
8ヶ月を1年だと思って勉強すれば、2年で高3までの勉強が終わります。
受験教科以外は一切手を抜けば可能です。

高2終了時に、センターで8~9割取れるレベルに達するのが目標です。
中高一貫生に追いつきましょう!

教科書ガイドを使って、高3の範囲まで独学で終わらせる

「独学?」って、抵抗というか不安が多いと思いますが、
学校の授業(先生の説明)が理解できる人は、教科書を自分で読んでも理解できます。
公式を見て、例題を読んで理解して、問を解く。
問の答え合わせは教科書ガイドでやります。
章末問題までこの方法で進めます。
これを繰り返せば、教科書1冊なんて、そんなに時間かかりません。

英語の教科書ガイド一覧
数学の教科書ガイド一覧
国語の教科書ガイド一覧
物理の教科書ガイド一覧
化学の教科書ガイド一覧
生物の教科書ガイド一覧

教科書ガイドにはいろいろとメリットがあって、
・独学に最適
・教科書中心の勉強ができ、教科書の理解が深まる
・内職して授業でノートを取らなくても定期試験で困らない
・予習してないのに授業で当てられそうな時でも対応できる
・学校を休んでも問題ない
・全訳が載ってる(英語、古文漢文)
・校内実力模試のように未習分野から出題されてもOK
教科書ガイドは価格は高いですが、ヘタな問題集を何冊買うよりもよほど効果的で重宝します。

基礎問題集を2~3周して、教科書レベルを完成させる

教科別に、効果的な基礎問題集を後で紹介します。

センター過去問を使って、センターレベルを完成させる

センター過去問はいずれ解く事になるので、それなら先に解いてしまう。
センター過去問を、試験本番の練習用としてではなく、問題集として使う。
過去問から入る、というのは大学受験に限らず、どんな勉強(資格試験、大学院受験など)においても鉄則です。
チャート式のような積み上げ方式(ボトムアップ型)の万全を期す勉強は時間に余裕があればそれでいいですが、そうでなければ、過去問から入る逆算方式(トップダウン型)の勉強が効率的です。

この際、解答を見ずに、教科書や問題集を見ながらでいいから必ず自力で解く事。
解答を見たとき、詰まったポイントに「なるほど!」と思える事が大事。
そのインパクトが記憶の定着につながる。
この作業が実力向上につながる。
特に教科書の目次を何度も見る事になり、これが体系的な理解につながります。

以上、英数理とも教科書レベル、センター試験レベルを高2までに完成させます。
センター試験で8~9割取れるレベルが目標です。

ステージ3:志望校まで突っ走れ!2次力養成期(高3)

高3ではひたすら2次試験対策。

特に英語数学物理は夏までに合格ライン超えを目指す。
暗記科目(化学)は秋以降暗記しまくればなんとかなる。

理科・社会のような暗記科目は秋からラストスパート。覚えれば覚えるほど伸びる。
夏までは浪人生の方が平均偏差値が高いが、秋から現役が追い越すケースが多い。

まず、赤本にトライして玉砕する

この経験が必須です。センターと2次試験の圧倒的な難易度の違いを体感しましょう。
センター試験後に初めて赤本を見るのでは遅すぎます。
そして、ここから最後の1年が始まります。

2次レベルの問題集でひたすら実践演習

これは人気&実績のある問題集を使えばいいです。目標は夏までにA判定を取る事。

問題集は全册3周をめざしましょう。

センターレベルから一気に難易度がアップするが、基礎ができてれば、丁寧に読み込めばそのうち慣れます。
分からなければ、質問は学校の先生か塾で聞く。

参考書を何冊もやるのは逆効果です。
厳選された良問を何度も繰り返してマスターすることが大事。

特に、物理と英語は理系では差がつきやすい、かつ、得点源になる勝負科目です。
化学は合格者平均点を目指す。

赤本を解きまくる

夏休みくらいからぼちぼち赤本演習を始めましょう。
上記の問題集での演習と平行して、定期的に過去問にトライ。
苦手分野を把握しながら計画を軌道修正する。

東京工業大学 (2013年版 大学入試シリーズ) 早稲田大学(基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部) (2013年版 大学入試シリーズ) 慶應義塾大学(理工学部) (2013年版 大学入試シリーズ)

余裕があれば問題集を追加

教科別に補充用問題集を紹介しています。

大学別模試は必ず受けること

本番同様の時間で、プレッシャーの中で解く経験が必須です。
合格ラインに達しているか、苦手分野はどこか、本番までの指針が立てられます。

センター・2次試験まではひたすら復習

ラストは、新しい事に取り組むより復習が効果的です。

試験本番

自分を信じて頑張りましょう。
気をつけるのは計算ミス。
検算などしてしっかりと点を稼いでいくこと。

どんな高校からでも、努力さえすれば必ず合格します。


では、教科別の勉強計画を説明して行きます。

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