※旧センター試験に関して説明していますが、共通テストにも当てはまる内容です。科目選択の参考にしてみてください。
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受験者数、平均点推移
大学入試センターのデータをグラフ化しました。
H24以降の科目別平均点は、
世界史B 65点、日本史B 64点、地理B 63点、倫理・政経 64点
現代社会 57点、倫理 60点、政治経済 57点
試験制度が変更になる平成24年以前は、現代社会がダントツ人気でした。
現社は難しい年があって最も平均点が低いんですけどね。(無勉の学生が多いのかも知れませんが)
一方、倫理は受験者数が少ないですが、平均点が最も高い楽勝科目でした。
そして、試験制度が変更になったH24以降は、「現社」「倫理のみ」「政経のみ」の受験者数が激減しています。
おそらく、これらでは受けられない大学が多く、受験校の選択の幅が狭まるからでしょう。
そうすると、実質的には、日本史、世界史、地理、「倫理+政治経済」(以下、倫政)の4教科から選ぶのが一般的になります。
(もちろん、東工大一本で行くなら、現社&無勉という戦略もアリだと思います。)
理系は地理か倫政の2択
で、何を選択するかですが、まず、理系には日本史世界史は暗記が多すぎておいしくないです。
よほど好き&得意でない限り、中途半端に手を出さない方が身のためです。
私は実際に世界史で大やけどしました。倫理に変更して40点→85点に簡単にアップ。
なので、理系は地理か倫政の2択です。
理系に一番人気なのは地理
で、上のグラフに戻ると、倫政の受験生は5万人いますが、某ウェブ上のデータによるとそのうち6割は第二解答科目での受験です。おそらく文系。
つまり、理系で倫政を受験するのは少ないようです。
理系で2科目勉強するのは心理的負担が大きいのでしょう。
逆に地理の受験生が増加しています。
現状では、理系に一番人気なのは地理のようです。
学校で習った方を選択するのがオススメ
じゃあ、地理にすべきか、というとこれは人によります。
理系は社会に時間を割きすぎてはいけません。
なので、既に学校で習った方を選ぶのがいいでしょう。
負担が少ない方がいいです。
私がもし今、受験生なら倫政を選びます。
倫理は高1で習ったし、元々楽勝科目です。政経は高3で必修だったので、それをもう少しまじめに勉強するだけ。政経の知識は就活や公務員試験、社会人になってからも必須の知識です。
一方、地理は高校で習ってないので、中学時代に少しかじりましたが、ほぼゼロから独学でやり直すのは時間の無駄です。
だから倫政にします。
逆に、もし地理が高校で必修だったら地理にしてたと思います。
こんな感じで選べばいいと思います。
教科書と一問一答で十分
また、理系では社会科目の配点は低いので、完璧にマスターせずとも、
「6~8割くらいとれれば良いや」程度の勉強で十分だと思います。
他教科に力をそそいで余裕をもって合格するのを狙いましょう。
教科書と一問一答でざっと勉強する。
後は、センター過去問を数年分やれば十分でしょう。
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教科書がわかりにくい人、授業をあまり聞いてなかった人はこちらもおすすめです。
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社会が苦手な、センターのみでしか使わない理系にうってつけです。
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そして、これは僕の学生時代の偏差値推移グラフです。
社会を勉強し始めた時期や、点数の推移などは下記の記事に書いてあります。
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