KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本を読みました。(映画は見ていません)
環境は大分違うが、逆転合格した中で、僕のケースと共通点が多い。
彼女は、ビリと言っても進学校でビリで、元々できる子だったという見方の人が多いが、進学校でも一度落ちこぼれると、特に中学生~高校生の年齢で大きな挫折を経験すると、そこから立ち直るのはかなり難しいと予想する。
教科別の勉強法自体としてはオーソドックスというか王道。
それ以外の部分が重要だと思う。
ビリギャルの成功要因、つまり、この逆転劇のコアとして大きく3つあると思う。
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一点突破戦略
「慶応を目指そう、さあ3教科がんばりましょう」といって、3教科満遍なく勉強していたら、なかなか成績が上がらず、モチベーションが続かなかっただろう。
「まずは英語!」と、1教科を尖らせて短期間で目に見えて成長を感じられるのが大きいと思う。
3教科並行の場合より、単純計算で3倍成長が速い。国立大目指して5教科6科目やる場合より6倍速い。
1教科でも、学校の大半をゴボウ抜きして、上位層に食い込む、さらにはTOPになる。
大変嬉しいし達成感がある。
どんどん欲が出てくる。
成績がぐんぐん上がるのが快感になってくる。
すぐに宝がザクザク出てくるような感覚が重要。
このスタートダッシュこそが、成功のスパイラルがコツ。
ただし、この1教科が英語でなく、日本史だったらうまく行かなかったと思う。
文系なら英語、理系なら数学、というように習得に時間のかかる主要教科を早めに軌道に乗せて、その後、詰め込みでも何とかなる社会・理科を後付けで仕上げるのが定石。
勉強時間の確保
学校の授業進度と成績が合わず、「別カリキュラム」が必要なので、なんとかして自分だけの勉強時間を確保しなければならない。
また、教科数を絞る戦略なので、学校のように複数教科を少しずつ進めるのとは戦略的にそぐわない。つまり、毎日1日中英語だけを勉強する高校は存在しない。
よって、自分だけの勉強時間を確保しなければならない。
僕の場合は全授業内職し、彼女の場合は全授業寝ることで時間を作った。
モチベーション管理
モチベーション管理、というより面倒見の良さ、これが最大の成功要因だと思う。
まず、目標を慶応に設定した。つまり高い目標を掲げた。
そして、ひたすら褒めて伸ばした。
(坪田先生は、彼女がギャルではなく、ギャル男だったらここまで肩入れしていたか?というのは多少疑問が残る。)
僕の場合は、底辺高のため簡単にトップクラスになれたので、褒められることが多かった。
また、志望校を周囲に公言したり、調子に乗りやすい性格だったというのは僕と同じ。
まとめると
主要1教科を集中的に短期間で伸ばすという戦略。
そのための勉強時間を確保する。
成績が伸びるほどやる気が増して、成功のスパイラルに入る。
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