底辺高校から科学大(旧:東工大)にA判定で合格した話

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浪人 試験本番

センター試験

やり残したことはない、必ず9割は取れると信じて、試験を受けた。

試験開始。

英語。
去年より難化している気がする。進みが遅い。緊張しているのか?
だからといってのんびり解いている場合ではない。
多少雑だが急いで最後まで解き切る。

去年満点を取った数1Aが難化している。
焦って解くが7割くらいしか解けない。

一方、数2Bは余裕。時間が20分くらい余った。

理科も解き切ったが、何カ所か怪しい。

国語は今年も漢文は余裕。15分で完答。
古文が難しい。気づけば古文に30分も費やしている。焦る。
小説をかなり焦りながら25分で解く。
評論、残り10分。全く時間が無い。漢字問題をさっと済ませ、残り時間で本文を斜め読み、そして正解っぽいものを勘で選ぶ。

倫理は模試より難しい。勘で選んだ選択肢が多い。

全体的に、浪人しているためもう後がないというプレッシャーからか、集中力を欠いている。

...

確実にできたとは思えなかった。

 

次の日、自己採点したらトータルで8割を切ってた。

英数理が85%、国社が6割程度。

泣きそうになったが、予備校の先生のはげましのお陰でなんとか頑張れそうだと思った。

出願

センターでこけたが、東工大には落ちる気はしなかった。
2次に絶対の自信があった。
今までの記述模試では、マーク模試がB判定でも、東工大は2次の配点が大きいため(※当時)、マーク模試と記述模試のドッキング判定ではいつもA判定だった。
センターのビハインドは二次換算では20点くらいしかない。
いつも二次でA判定なんだから、そのくらい必ず挽回できる。

だが、出願先について、父とかなり揉めた。
いままでのA判定連発の模試結果を見せたが、センターの結果が今の実力だと言われ、議論は平行線。

何日かに分けて話したが、結局東工大前期、千葉後期に出した。
私大は出願なし。国立のみ。

センター後〜2次試験前

赤本を解きまくる。
去年と違い、過去問が解ける。
数学で大コケさえしなければイケる。

あとは今までの総復習。
新しいことには手を出さない。
あいまいな所が無くなるまで徹底復習。

東工大前記試験

また東京の親戚の家に泊めてもらい受験。

東工大プレでの数学0完の経験に恐れながらも、1教科目の数学を慎重に解く。

問題用紙をパラパラめくって、まずは解けそうな問題を探す。
易問発見!
1問きっちり解く。

次に解けそうな問題を探す。
易問ではなさそうだが、解法が目に浮かんで来る。
きっちり解く。

これの繰り返し。

試験終了15分前くらいから、見直し・検算。
東工大の数学1問の配点はめちゃくちゃ大きい。計算ミスで即死。
徹底的に見直し。新しい問題には手を出さない。
何度見直しても合ってる。

試験終了。
会心の出来。

ここで既に合格を確信。

後は英語物理化学でいつも通りやればいいだけと思い、実際にできた。

合格を確信し、家に帰った。

ただ、試験の出来には自信があったがやはり不安で、千葉大後期試験の勉強が手に付かなかった。

東工大前期試験合格発表

また東京の親戚に見に行ってもらった。

 

 

合格発表の時間が近づく。

 

 

 

電話が鳴る。

 

 

 

 

僕「もしもし」

親戚「受かってるよおおおぉぉぉ!!!」

僕「本当ですか!!!何類ですか!?」

親戚「5類っ!!!」

僕「ありがとうございます!!!」

 

テンションが上がりまくり。

人生が変わった瞬間。

 

父に電話で報告。

僕「お父さん、受かった!!!」

父「・・・何類だ?」

僕「5類!!!」

父「・・・分かった」

友達にも合格を知らせる。

 

高校に出向き、成績証明書をもらうついでに元担任、部活の顧問に合格を報告。

他の先生にも「すげえええええぇぇぇぇぇ」って言われる。

 

東工大入学手続

合格発表後すぐに東工大に出向き入学手続き。
うかれててあまり記憶にない。
大岡山キャンパスの桜が咲き始めている。

入学までしばらくある。
一足先に大学生になっている友達も春休みのため帰省。
やっと心おきなく遊べる。

 

東工大入学

4月。初めての東京での一人暮らし。

新入生合宿やら、サークルオリエンテーションやら、いろいろ始まった。
東工大での高度な数学、物理学の授業が始まった。

 

エピローグ

その後、大学院だが、夢だった東大へ入学、卒業した。

 

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